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ラルフ・ケレンツ教授講演会(第二回)@玉川大学

最近、研究会の報告が滞ってるー;;;
せめて自分が個人的に行ったものだけでも残さねば。

今日行ってきたのはこちら。
イエナ大学ラルフ・ケレンツ教授講演会@玉川大学
今日は第二回目、「社会的学習の場としての学校」でした。
どうやら、玉大の教職課程履修者の学生の必修?だったようで、
UNSWを彷彿とさせる大きなホールいっぱいに大学生が集まってました。
座席指定もあったようで、部外者の私はアタフタ・・・
「お客様用に1番前の席を空けてありますので!」と言われて座ってみたら、
「お客様」私だけーーーーーーー!!!!!!!笑
職員証・・・恥ずかしがってないでかけとくんだった。うん。
かけずに入り込んだから後からかけにくかった・・・涙

さて、そんなことより本題ね!(笑)
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MHB研究会 Ofelia Garcia先生招聘講演

3月29日(日)@お茶の水女子大学


私の先生である加納なおみ先生の、アメリカでの大学院時代の大先生Ofelia Garcia先生が、
日本にいらっしゃってワークショップやご講演をされてきました。
この日はその一部。MHB研究会でのご講演でした。
私たちお茶大の学生は主に研究会進行のお手伝いをしていました。

私は機材を扱っていた関係で進行役の先生方のお側にいることが多く、
あんまり講演に集中できなかったのが残念です・・・
こういう時、頭の回転が早く、複数のことを同時処理できる人が羨ましいと思います。


ご講演の内容はtranslanguaging入門といったところで、
ほとんどはご著書に書いてあることだったように思います。
(英語だったので色々聞き逃しているとは思うのですが・・・)

JASSO東京日本語教育センターでの研究会協議会

今日はこんなものに参加してきました。

日本学生支援機構 東京日本語教育センター
平成26年度「日本語教育機関教員と高等教育機関留学生教育担当者との研究協議会」


名前の通り、日本語教育機関(日本語学校)の先生方や大学の留学生担当の先生方がメインの出席者で、東京日本語教育センターの実践についての報告と関連テーマのご講演がありました。
大学院生って…私以外にどこにいたんだろ。
結構、日本語学校関係の人が団体で参加している感じでした。



*プログラム*
・開会挨拶
・報告 竹田慎吾(東京日本語教育センター)「東京日本語教育センターにおけるICTを活用した協働学習~中東出身アラビア語圏学習者を対象として」
・講演 難波康治(大阪大学国際教育交流センター)「『スマホ時代』の協同教育」
・グループディスカッション、総括、質疑応答
・閉会


以下、私が思ったことや学んだことを(めっちゃ恥ずかしいですけど)書きます。

第49回 日本言語文化学研究会

お茶大の日本言語文化学研究会ができてから、四半世紀が経ったそうです。
会長の西川先生も仰っていましたが、
「お茶大」の中で行われている研究会なのに、
外部からの参加者、聴講者が多いことは本当にすごいことだなと思いました。
そして、大学院に入るまではそのすごさに気づきませんでした。



今日の言文は本当に学びと刺激の多いものになったので、
反省と整理もかねて細かく書いていこうと思います。

(1)加納先生のご講演「多言語環境のリテラシー教育を考える:リテラシー・バイリテラシー・トランスランゲージング」

今回のご講演は、私たちが受けている授業の一年分をギュッと50分に凝縮した、
とても贅沢な内容のご講演でした。
一度ならず、二度三度、今回のお話を聞いてきた私はそれなりに「ふむふむ」と復習がてら聞いていたのですが、
それでも「translanguaging」については、まだまだ理解が足りていないと反省をしました。
と、同時にリテラシー・バイリテラシー・トランスランゲージングについて深く勉強したいと思いました。
自分がぼんやりと気になる、どうにかしたいと思っていたことが、
先生の研究分野の中でたくさん考えることができることを再認識したからです。

ご講演が終わってから、先生に理解しきれなかったところをご質問させていただきました。
・Kano(2012)がCumminsの共有基底言語能力モデルを支持する理由は何か
平日は現地校に通い、土曜日は日本語の補習校に通う児童生徒の例からもわかるように、
両言語を扱う児童生徒は片方の言語で学んだ学習事項を、
もう片方の学校に通った時に応用して理解することができることが明らかになったから。
知識や考え方といった認知的な側面を、両方の言語に応用?適応?させて考えることができる、
ということが明らかになったことから、CPUを支持するといえる。

・結局、translanguagingとcode switchingの違いはなんなのか。
これに関しては、まだ議論がされている段階であり、2つの考え方がある。
①translanguagingとcode switichingは異なる考え方である。
②translanguagingとcode switichingは上位概念/下位概念の関係にある
(加納先生は②の立場を取られているそうで、その理由はtranslanguagingとcode swichingが異なるものだと考えると説明ができなくなる部分が出てくるからだそうです。)
ただ、とても似ているこの二つを区別する明らかなポイントは、translanguagingは学習者の学習のプロセスを見ているのに対し、code switchingはプロダクト(産出された言語)を見ているのだということである。
それゆえに、code switchingについては学習者の学習ストラテジーとしてや、教授法としてのものではなく、無意識に漫然となされてしまうものも含まれ、それに対する批判があるために授業内での制限がかけられることがある。

この2つ目の質問の答えを聞いて、
私はまだまだ勉強が足りない、変えたいと思っていたことを変えられていないと感じました。
ずっと自分は「学習者の言語産出までのプロセス」について考えていると思いながら
修士論文の研究計画をたてていたのですが、
ところがどっこい、プロセスではなくプロダクトに焦点を当てた研究計画を書いていたんです。
正直、もう進み始めて時間もないし、できる範囲でしか変更できませんが、
この点も含めて加納先生にまたご相談をしながら、分析の方法を再検討したいと思います。

色々凹むことも多いですが、
つくづく、加納先生のゼミ生になれて本当に良かったと思ったご講演でした。
(2)ポスター発表
ここでは、とても貴重なご縁がありました。
日本文学卒、ってことで色々本と絡めた活動をに関心がある私ですが、
大学の留学生向けに行われた日本文学の授業の報告をしてくださった、
清水知子先生とお話ができたんです。
しかも、加納先生のお知り合いでもあって…
世間が狭すぎて驚きました。

当日は時間もぎりぎりだったこともあり、ゆっくり質問できなかったのですが、
なんとポスター資料をまんまいただいて帰って来ちゃいました←
名刺も交換させていただいて、メールを介して質問をさせていただいております。

今回はM2の先輩方も発表をされていて、
ポスターにはかおりさんと、はんはんさん、
口頭発表にはていていさんと、りょうさんが。

先輩方の発表を見にいく余裕がなかったのが心残りなのだけど、
ていていさんには発表資料もいただいて♪

来年は自分もあそこでマイク持ってると信じて頑張ります。
モチベーションがとても上がりました。



(3)口頭発表
入学前は、何をどう聞けばいいのか全くわからず参加していたのですが、
今回は以前にも増して「わかる」「わからない」が明確になってきた気がします。
ただ、質問が難しい!
先生方の質疑のやりとりを見ていると本当に的確で、
自分がわかったこと、わからなかったことをはっきりと説明できて、
さらに説明を求めることができる。
私にはまだまだその能力が足りないなと感じました。




全体的に、本当に勉強になった一日で、
帰りの電車では本当ににやけました。

1年後、もっともっと成長した姿であそこに立てるよう、
頑張りたいと思います。

12月6日(土)の入試説明会&言文研究会

受験生のみなさま

12月6日(土)は入試説明会

ですね!!!



去年の今頃は…。
進路に悩みに悩んで、加納先生にお会いするために足を運んだ説明会。
もうあれから1年経つなんて…


受験生のみなさまは今頃、色々な悩みが出てきていることではないでしょうか。
ぜひ、お茶大日本語教育コースの説明会に来てみてください。
とっても、雰囲気がよくわかります。

(ちなみに、当時私が受けた印象と入学後の今の印象と、ほとんど変わってません←)

僭越ながら、私も今年の受験経験談を話させていただくことになりましたので…
「一般入試/他大学入試」についてご興味のある方はよろしくお願いいたします。
(「留学生入試」「社会人入試」についても各発表者がいるのでお楽しみに。)



それから。


午後は例年通りお茶大の日本言語文化学研究会があります。
来月のJASLAの全国大会ももちろんですが、
こういった研究会に来て興味があるないを自分の中で感じていくだけでも、
受験準備やこれからの研究生活に大いに役立つと思います。



そして何より、
加納先生がご講演なさるのでぜひ聞きに来ていただきたいと!!!!!!←
加納ゼミ志願の方には絶好のチャンスかと思います。
(ちなみに2回前の去年の説明会後には西川先生がご講演をされていました。)
詳しくはこちらへ。
http://www.dc.ocha.ac.jp/comparative-cultures/jle/genbun/meeting.html



以上、お知らせでした^^